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呼吸器系の病気になりやすいって本当？


禁煙ブームは割りと最近のような気がしますが、喫煙の健康に及ぼす影響については
実は長い研究の歴史があるようです。喫煙が呼吸器などの病気の原因となりうることが
わかってきており、これらの疾患を単独で予防しうる最大の病因は喫煙であるといわれている。

タバコは気管支肺胞系はその刺激と影響も大きいようで、肺はその臓器の特性として本来の呼吸機能
（酸素の摂取と二酸化炭素の排出）のほかに、代謝・免疫能などの非呼吸性の働きもするらしく
形態的にも機能的にも影響をあたえしまうのもタバコの怖いところです。

呼吸機能の障害は一般的に閉塞性障害と拘束性障害に分けられ、閉塞性障害とは、気道系
（気管、気管支、細気管支）の障害のこと。（代表的な疾患として肺気腫や喘息など）
拘束性障害は肺が硬くなったり、肺を囲む胸膜や胸郭が硬くなったりして肺の伸びが障害された場合
などの病気のこと。（代表的な疾患として間質性肺炎や結核の後遺症で胸膜が厚くなったりすることなど）

喫煙に関しては肺気腫に代表される閉塞性呼吸機能障害に大きく影響する。
喫煙は気道全体、すなわち気管・気管支などの太い気道に影響を及ぼすためといわれており、
閉塞性の変化を起こしてくるのは、比較的急性の、ある程度までは可逆性の変化であるといわれるそうです。

また、細気管支の閉塞性障害の程度が強くなると、肺気腫、慢性気管支炎などの危険もあるみたいです。